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コーデュロイについて

コーデュロイについて

コーデュロイの生地には昔から惹かれるものがあった。高校生の時に特に流行りでも無かった細畝のライトグレーのコーデュロイの5ポケットを買ったときも、新卒で入社した洋服屋で太畝のチャコールグレーのコーデュロイのCPOジャケットを初めて社販で買ったときも、その時は理由は考えていなかったが、コーデュロイの持つ品の良さと野暮ったさの同居する独特の風合いに魅力を感じていたように思う。滑らかな光沢が生む上品さと、ワークウェアにも使われる地厚な生地のもつ粗野な表情。この相反する二つの性質がコーデュロイに惹かれる理由だ。いま世の中は何度目かわからないがデニムブームの真っ只中で、ビンテージや復刻やリジッドなどそれぞれのスタイルで皆デニムを当たり前のように楽しんでいる。しかし皆と同じはつまらないと思うのもまた人で、デニムに替わるものは無いかと考えてみたところ思い当たったのがコーデュロイである。もちろん古いコーデュロイの作業着で目が飛び出るほど高い値のついたものもあるだろうが、一般にはそれほど人気のある素材、注目されている素材ではない。だが、コーデュロイはその畝の太さでも全く表情が変わり、シャツからジャケット、コートまで幅広く活用されてきた。秋冬の素材とも思われがちだが、細畝のリーバイス517をサーファー達が愛用していたように春夏に着ても良い。またコーデュロイ特有の毛羽立った生地は経年変化により皺や褪色をともなって着る人に寄り添った表情を作る。まさにデニムのように人々に愛されるに足る資質は十分だと思われる。このようなコーデュロイの魅力を発信していくにあたって、まず通年で使えるアイテムとしてバッグを製作することにした。バッグの詳細はまた別の機会に

投稿日: 2025/6/27
みうらじゅんさんの 『ない仕事の作り方』

みうらじゅんさんの 『ない仕事の作り方』

自分達で仕事をすると決めた時、予想以上に悩み沢山考える時間が増えました。その時に出会ったのがみうらじゅんさんの『ない仕事の作り方』という本です。仕事ってこうあるべきで、子供はこうあるべき。小さな頃から大人のいう「こうあるべき」に疑問があった私の脳みそに、いい意味でも悪い意味でも刺激を与えてくれた本です。仕事になる、お金になる事をやってみるのではなくて、好きだな、いいな、と興味を持った事をとりあえずやってみる。好きになってみる。そしてそれを仕事の1つにしてみる。そんなやり方で10年くらいfuwariを続けてきました。私は、若いころテキスタイルデザイナーになりたいなと思った事があって、毎日毎日描いていたけれど挫折しました。でもやっぱり描くのが好きで、クレープの紙を描いてみる事にしました。紙には直接的な利益はないです。でも見てくれた方が喜んでくれたのを見てひっそり私も喜んでいます。それが私の活力になっていて、仕事が楽しくなります。そんな事を繰り返しながらfuwariの秘密基地を作ってきました。これからもこの自己啓発本を片手に、ない仕事を探す日々を繰り返して、お客様に喜んでもらえるお店になれたらいいなと思っています。kanako

投稿日: 2025/6/27
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